カグーシンポジウム(PJ 後援シンポ)

日時
2013年9月7日 14:00~17:00(13:30 開場)
場所
立教大学 8号館 8201教室

カグーシンポジウム
~ ニューカレドニアの鳥類の生態と保全の現状 ~

カグー(Rhynochetos jubatus)はニューカレドニア固有の鳥類で、絶滅が危惧されており、ワシントン条約附属書Iに記載され、国際的に保護されている種である。ニューカ レドニアは植物だけでも生息する種の70%以上が固有種という、世界でも有数の生物多様性ホットスポットとして知られるが、その一方で、100年以上も続 いている過剰な環境利用により、世界で最も危機的状況にある生態系の一つにも数えられ、その固有種によって成り立つ生態系そのものの絶滅が危惧されている 地域でもある。環境破壊の要因の一つとして、ニッケルの採掘が挙げられる。ニッケルは鉄に似た重金属で、ステンレス鋼や蓄電池の原料となっており、今日の われわれの生活とは切り離せない資源の一つであるが、大規模な資源採掘に伴って地球環境への影響が懸念されている資源の一つでもある。ニッケルを介した日本とニューカレドニアの関係は歴史上古く、当地産のニッケルは現在でも日本の総輸入量の50%をも占めている。(追記:ニューカレドニアはニッケル埋蔵量が世界有数であり, 日本でもニューカレドニア産のニッケル鉱石等を使用しています).つまり、われわれ日本人の生活が ニューカレドニアにおける生態的な危機的状況の責任の一端を担っているのは間違いないだろう。当シンポジウムはカグーを糸口にして、資源利用と環境破壊の 問題を社会に向けて発信し、人類と自然の共生について問題提起を行うことを目的としている。

午前の部 (実務者会議)

ニッケル採掘が生態系に与える影響について
中島 謙一 氏  博士(工学)
国立環境研究所 資源・循環廃棄物センター 主任研究員
松八重一代氏 博士(経済学)
東北大学大学院工学研究科 准教授

カグーの重金属(特にニッケル)適応に関する研究
渡邊 泉 氏 博士(農学)
東京農工大学 農学部 准教授

午後の部 (一般向けシンポジウム)

はじめに
北村 亘 博士(農学)
Liferbird 代表

ニューカレドニア 生物多様性ホットスポットとカグー
岡久 雄二
立教大学大学院 理学研究科
Liferbird 主任研究員
日本学術振興会 特別研究員

国内におけるカグーの飼育と繁殖の試み
白石 利郎
横浜市繁殖センター

ニューカレドニアにおける研究と保全活動
Jörn Theuerkauf, Dr hab. (理学博士)
ポーランド科学アカデミー 准教授

総合討論
上田 恵介
岡久 雄二
松八重 一代
Jörn Theuerkauf
白石 利郎
渡邊 泉

司会進行:北村亘

おわりに
上田 恵介 理学博士
立教大学 理学部 教授

http://www.rikkyo.ac.jp/events/2013/09/13134/
http://liferbird.com/kagu.html
連絡先:kagu★liferbird.com (★を@に変えてください)

※Liferbird website 掲載情報をもとに修正を行いました。(2013年9月17日)

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